アリナミン製薬がPQQ 【機能性表示食品届出DB更新】2件取り下げ後にふたたび届出
機能性表示食品の届出データベース情報が20日に更新され、合わせて20件の新規届出が受付公開された。アリナミン製薬㈱(東京都千代田区)などからの届出が含まれる。一方、増加傾向が続いている撤回届出に関しては、前回13日の更新からさらに12件増えた。
この日公開された新規届出の形状別の内訳は、サプリメントが14件、サプリ以外の加工食品が5件、生鮮食品が1件。7月31日までに消費者庁へ提出のあった新規届出が公開されたもので、2024年度の届出番号「J」シリーズの届出件数は累計で482件になった。前の年度は7月末までに577件の新規届出が受付公開されていた。
この日公開されたサプリメントの新規届出には、アリナミン製薬からの届出が含まれる。同社は今年1月下旬までに計2件の機能性表示食品(いずれもサプリ)を届け出ていたが、同6月下旬までに「販売予定がない」として2件とも取り下げていた。
その後、新たに届出を実施。今回公開されたのは、ピロロキノリンキノン二ナトリウム塩(PQQ)を機能性関与成分として配合したサプリメントだった。健康な中高年を対象に、注意力とワーキングメモリーの維持に役立つ機能が同成分に報告されていることを訴求する。この日の更新では、認知機能領域の届出としては他に、タキシフォリンを機能性関与成分とするサプリの届出も公開された。
キューバ産サトウキビ由来ポリコサノールに新ヘルスクレーム
この日の更新では、新規の機能性関与成分やヘルスクレームは公開されなかった。
ただ、既存機能性関与成分のキューバ産サトウキビ由来ポリコサノールについて、血中HDL(善玉)コレステロールの上昇機能が同成分に報告されている旨をヘルスクレームとする届出が公開。訴求機能が広がった。これまで届け出られていたヘルスクレームは、「血中総コレステロールやLDL(悪玉)コレステロールを低下させ、LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロール値の比率を改善することが報告されています」と「血圧が高めの方の血圧を下げる機能が報告されています」の2つ。
なお、追加された撤回届出12件を見ると、主な撤回理由は、販売及び生産終了や販売予定がなくなった、の大きく2つ。中には、「本製品はすでに終売となっており、2023年8月製造を最後に製造終了し、最終製品の賞味期限が2024年2月で切れたため」、「3年前に終売したため(市場流通品も全て賞味期限切れ)」と詳しく説明するものも見られた。
9月の届出DB更新:【3日】9月最初の更新、新規届出13件 撤回届出は29件増
:【9日】新規届出11件、撤回届出31件 制度改正に合わせた取り下げも
:【12日】新規、撤回とも10件台にとどまる 新規は10社12件
:【13日】長崎新聞社、東奥日報社が届け出る 各社揃って「あおもりプロテオグリカン」