アブラナ科野菜の摂取、男性の白内障リスク低下
(国研)国立がん研究センターの社会と健康研究センターは10日、多目的コホート研究により、男性の場合、野菜およびアブラナ科野菜の摂取で白内障リスクが低下することがわかったと発表した。
1995年と98年に全国11カ所に在住していた45~74歳の人のうち、約7万人を5年間にわたって追跡した。食品摂取頻度調査を基に、果物(16品目)と野菜(30品目)の摂取量によって4つのグループに分けて、白内障リスクを調べた。
5年間の追跡期間中に男性594人、女性1,242人が白内障と診断された。男性の場合、野菜およびアブラナ科野菜の摂取量が最も少ないグループと比べ、最も多いグループではそれぞれ23%、27%のリスク低下が認められた。