アサヒ飲料、免疫対策飲料を来月発売 L-92乳酸菌配合『守る働く乳酸菌W』、年間75万箱目指す
アサヒ飲料㈱(東京都墨田区、米女太一社長)が機能性表示食品の乳性飲料『守る働く乳酸菌W』を来月6日から全国で発売する。2013年に発売した『守る働く乳酸菌』を機能性表示食品化したもので、健康な人の免疫機能の維持に役立つ旨を表示し訴求する。人流の回復を背景に高まることも予想される免疫対策飲料ニーズを取り込み、前年比1割増しとなる年間販売数量75万箱を目指す。19日に発表した。
発売に合わせ、俳優の長澤まさみ氏が出演するテレビCMを出稿する予定。また、ウェブ広告なども展開し、話題と飲用の喚起を図ることにしている。
同商品は、L-92乳酸菌を機能性関与成分として配合したもの。同乳酸菌に報告されている、健康な人の免疫機能の維持に役立つ働きの他に、ホコリ・ハウスダストなどによる鼻の不快感を軽減する働きも合わせたダブル機能を表示する。商品パッケージ正面などで強く打ち出すのは免疫機能の維持。
発売するのは、PET100ml、PET100ml(ラベルレス/6本パック)、PET200mlの3タイプ。200mlタイプは、自宅外でのおやつ代わり、小腹満たしのニーズに応える狙いで投入する。希望小売価格はそれぞれ138円、829円、154円(いずれも税込)。
L-92乳酸菌を機能性関与成分とした配合した機能性表示食品は、アサヒ飲料の他、アサヒグループ食品㈱、アサヒビール㈱も消費者庁に届け出ている。今後、アサヒグループ横断でL-92乳酸菌の需要喚起を図り、免疫対策市場で大きく先行するキリングループのプラズマ乳酸菌を追いかけることになりそうだ。
【石川太郎】
(冒頭の写真:アサヒ飲料が6月6日に発売する「守る働く乳酸菌W」の100mlと200ml。報道発表資料から)