みどり脱炭素技術、海外展開へ始動 農水省、初のコンソーシアムセミナーでCOP30へ機運醸成
農林水産省は9日、温室効果ガス(GHG)排出削減技術の海外展開を後押しするため、「みどり脱炭素海外展開コンソーシアム」第1回セミナーを開催する。会場は農林水産省7階講堂。
同コンソーシアムは、2025年6月に設立された組織で、農林水産分野における脱炭素化技術の国際展開を推進することを目的としている。設立総会では、同省が策定した「農林水産分野GHG排出削減技術海外展開パッケージ(MIDORI∞INFINITY)」の内容や、関係省庁・機関による支援策が紹介された。
今回のセミナーは設立後初の開催となる。関係省庁・機関の取り組みのみならず、構成員間のマッチングを通じて案件形成を促進し、今年秋のCOP30に向けた機運を高めることを狙う。
プログラムは、堺田農林水産省大臣官房技術総括審議官による開会挨拶を皮切りに、セミナー趣旨説明、政策動向の解説、金融機関による気候資金拡大の取組報告、さらに「COP30に向けた動向と当面の予定」などが予定されている。後者では、コンソーシアム構成員である民間企業有志連合による声明調整の状況も紹介される予定。
申込方法など詳細はこちら(農水省HPより)