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さようなら、健康食品フォーラム 来年2月開催を最後に終了、20年の歴史に幕

 (一財)医療経済研究・社会保険福祉協会(社福協)が主催する「健康食品フォーラム」が来年2月の開催を最後に終了することになった。

 健康食品フォーラムのスタートは2004年。20年間にわたり、健康食品のあり方を啓発してきた歴史に幕を閉じる。来年2月15日(木)に開催する最終回では、「日本が目指す食品の機能性への取り組み~明日への課題と挑戦~」をテーマに、消費者庁、厚生労働省、そしてアカデミアから講師を迎える。

最終回の講師に消費者庁や厚労省

 当日の講師を務めるのは、消費者庁食品表示企画課の今川正紀氏(保健表示室長)、厚生労働省健康・生活衛生局食品基準審査課の佐野喜彦氏(新開発食品保健対策室長)、そして東京大学名誉教授で東京農業大学客員教授の清水誠氏の3人。ほかに、健康食品フォーラムに何度も登壇してきた早稲田大学の矢澤一良氏と日本健康食品規格協会(JIHFS)の池田秀子氏も壇上に上がる。

 来年4月、現在は厚労省が所管する食品衛生基準行政が消費者庁に移される。そのなかで最後の健康食品フォーラムでは、健康食品の安全性・有効性に関する施策に関する講演が行われる予定。社福協によると、消費者庁の今川氏は保健機能食品の現状と今後について、また厚労省の佐野氏は、現在パブリックコメントが募集されている「平成17年通知」の改正を含む健康食品の安全性確保に関する取り組みをそれぞれ講演する予定という。同省では、同通知のほかに「平成14年通知」も改正する考えだ。

食品機能研究者、清水誠氏の講演も

 また、1980年代に始まった文科省主導食品機能研究に草創期から携わるとともに、特定保健食品の許可審査委員を務めてきた清水氏は、「食品機能研究と機能性食品開発について思うこと」をテーマに講演する予定。社福協では、「食品機能研究と機能性食品開発の歴史とともに将来像を含め、お話いただく」としている。

 座長は東京工科大学名誉教授の梅田勝氏が務める。3人の講演終了後、矢澤氏と池田氏を交えたパネルディスカッションも行う。時間は午後1時から4時半まで。東京都千代田区の「全社協会・灘尾ホール」(新霞が関ビル1階)を使った会場開催と、オンライン開催のハイブリッドで開催する。オンデマンド配信は行わない。

 参加対象は社福協会員に限定されるが、これからの会員申し込みも可能。ただし会員期間は来年3月末日までとなる。参加申込や詳細は社福協のホームページまで。

(冒頭の写真:2019年2月に行われた健康食品フォーラムの様子)

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