かっこ、転売対策に有効な機能を追加 コスメや健康食品などの初回限定商品などの転売に効果
かっこ㈱(東京都港区、岩井裕之社長)はこのほど、不正注文検知サービス「O-PLUX」と「不正チェッカー」において、転売対策に有効な「加盟店横断型の買い回り検知機能」をリリースしたと発表した。悪質な転売に対する対策を強化するため、これまでの転売における情報を、自社だけではなく横断的に活用できるというもの。同社がこれまで蓄積してきた累計導入サイト11万以上にもなるデータを活用し、類似した住所を正規化して統一し、加盟店横断でチェックできるようにした。
転売ヤーの不正手口の1つとして、同一人物が複数の別の人物になりすまして初回限定商品を大量に購入し、それを定価よりも安く転売しその差額を利益にしているという現状がある。特に、コスメや健康食品などの初回限定商品は、複数のサイトを横断した不正注文が行われる傾向がある。
同機能により、自社にとっては初めての不正転売の傾向であっても、他サイトで発生していれば検知することが可能になり、より広範囲で、最新の不正な傾向を考慮して審査を行うことが期待できるという。同社では、今後も、多様化する最新の不正手口に関する分析と研究を重ねるとしている。