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ヤクルト、23年3月期売上16%増 『Yakult100』『Y1000』の生産体制増強

 ㈱ヤクルト本社(東京都港区、成田裕社長)はこのほど、2023年3月期(22年4月1日~23年3月31日)決算短信(連結)を発表した。売上高は対前年比16.4%増の4,830億7,100万円、営業利益は同24.2%増の660億6,800万円だった。

 同社グループは、事業の根幹であるプロバイオティクスの啓発・普及活動を展開し、商品の優位性を訴求してきた。また、長期ビジョン「Yakult Group Global Vision2030」に立脚し、世界の人々の健康に貢献し続けるヘルスケアカンパニーを目指し、企業活動を推進し、業績の向上に努めた。

 乳製品については、同社独自の「乳酸菌シロタ株」や「ビフィズス菌BY株」などの科学性を広く普及するため、新型コロナウイルス感染症の感染防止策を講じた上で、地域に根ざした「価値普及」活動を積極的に展開した。

 宅配チャネルにおいては、乳製品乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)1000」、「ヤクルト400」シリーズを中心に、エビデンスを活用し、消費者に対する飲用促進を図った。また、インターネット注文サービス「ヤクルト届けてネット」やウェブサイトなどによる情報発信を通じて、消費者との接点を強化。さらに、宅配組織の強化を図るため、ヤクルトレディの採用活動、働きやすい環境づくりを推進した。

 店頭チャネルにおいては、乳製品乳酸菌飲料「Newヤクルト」シリーズについて、SNSを活用したキャンペーンを実施したほか、家族での飲用促進を目的とした期間限定パッケージを導入した。また、演出資材などを活用した視認性の高い売り場を展開することで、売上の増大に努めた。商品別では、『Yakult(ヤクルト)1000』、『Y1000』の需要の高まりに対応するため、それぞれ生産体制を増強。今後も、引き続き安定供給に向けた対応を進めていくとしている。

 これらの結果、乳製品・清涼飲料ともに前期を上回る実績となり、飲料・食品製造販売事業部門(日本)の売上高は同18.3%増の2,404億5,500万円となった。

 海外は、1964年3月の台湾ヤクルト㈱の営業開始から、現在29の事業所と1つの研究所を中心に、39の国と地域で主として乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト」の製造、販売を行っており、今年3月の1日当たり平均販売本数は約2,991万本となった。

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