「CoQ10」の安全性情報
国立栄研がHFNetに追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は27日、素材情報データベース(HFNet)に「コエンザイムQ10(CoQ10)」の安全性情報を追加したと発表した。
頭痛のためロキソプロフェンを10年間服用中の52歳の日本人女性が、コエンザイムQ10サプリメントを3カ月間摂取していたところ(摂取量不明)、頻繁な発汗を経験するようになり、夜間の大量の発汗、脱力感、意識低下により救急搬送された。
極度の低血糖と昏睡状態のため入院したところ、インスリン、インスリン抗体、C-ペプチド高値が認められた。コエンザイムQ10の摂取中止と加療により回復したため、コエンザイムQ10が原因と疑われるインスリン自己免疫症候群と診断されたという。