「乳酸菌」の有効性情報公表
国立栄研、HFNetに追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は12日、素材情報データベース(HFNet)に「乳酸菌」に関する有効性情報を追加したと発表した。
高齢者施設に入居している日本の高齢者68人((試験群35人、平均84.9±8.5歳) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ対照試験で、乳酸菌65ml((Lactobacillus casei Shirota 1.5×10(10) cfu以上含有) を1日1本、6カ月間摂取させたところ、発熱日数の減少、発熱期間の短縮が認められた。
一方、発熱発症数、消化器症状((排便回数、排便日数、下痢回数、医薬品の利用回数) 、免疫マーカー((唾液中sIgA)、糞便中の細菌叢および有機酸濃度に影響は認められなかったという。