「マヌカ」の安全性情報
国立栄研がHFNetに追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は4日、素材情報データベース(HFNet)に「マヌカ(ギョリュウバイ)」の安全性情報2報を追加したと発表した
花粉症の既往がある33歳の日本人男性が、マヌカハニーキャンディーを摂取していたところ、口腔内の粘膜に水疱を生じ、口内痛や咽頭痛のため受診した。
喉頭蓋の浮腫を認め、ウイルスまたは細菌感染による急性喉頭蓋炎の疑いで治療を受け改善したが、その後、就寝前にマヌカハニーキャンディーを再摂取したところ、翌朝に咽頭浮腫を生じて再受診した。マヌカハニーによる口腔アレルギー症候群が疑われたが、加療により改善したという。
また、アレルギー性鼻炎の既往がある33歳の日本人女性が、マヌカハニーキャンディーを摂取した後に口腔内の痛み、呼吸困難を生じて受診した。
喉頭浮腫が認められ、急性喉頭炎で気道狭窄の危険性から緊急入院したが、加療により改善した。
退院後、夜にマヌカハニーキャンディーを再摂取したところ、直後から口腔内の違和感、3時間後に呼吸困難を生じ、翌朝に救急搬送された。マヌカハニーによる口腔アレルギー症候群が疑われたが、加療により改善したという。