㈱ヴェントゥーノ（福岡市中央区、中野勇人社長）が九州大学大学院農学研究院に開設している食品免疫機能分析学寄附講座と、㈱九大アグリベンチャー（福岡市西区、中溝公次社長）は、16日から18日までの3日間、マリンメッセ福岡（福岡市博多区）で開催される「第32 回西日本食品産業創造展‘22」に共同出展する。

　食品免疫機能分析学寄附講座は、2016年4月、ヴェントゥーノの出資により、九州大学大学院農学研究院に「機能性多糖分析学寄附講座」として開設した後、21年4月に同講座名に改めた。食品の中にある「免疫力を上げる成分」を探求し、その成分を有効に活用する方法を生み出すことを主軸に研究の範囲を広げており、主にフコイダンをはじめとした自然素材の可能性について、日々研究を進めると同時に啓蒙活動や若手研究者の育成に力を入れている。

　九大アグリベンチャーは、19年10月、ヴェントゥーノが九州大学の農学部研究者と学生によるシーズ開発研究と事業化の支援を目的として、九州大学内に設立した投資会社。

　展示会では、オキナワモズクや糸島メカブなどの海藻に含まれる「フコイダン」を使用した、オリジナル商品や研究実績などを展示する。また、18日午後12:00から、九州大学農学研究院の宮崎義之准教授が「からだを守る海の野菜（海藻）の健康パワー！」と題して講演する。