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セイヨウオトギリソウの安全性情報

(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は15日、素材情報データベースに「セイヨウオトギリソウ」(セントジョーンズワート)の安全性情報を追加したと発表した。

 重度のうつ病のためシタロプラム(うつ病治療薬:CYP2D6、CYP3A4、P糖タンパク質基質)を服用中の米国の62歳男性が、セイヨウオトギリソウ(詳細不明)を約8錠摂取したところ、下痢、動悸による動揺が2日間生じて救急搬送された。

 発熱、洞性頻脈、頻呼吸、血圧上昇、眼球クローヌス、瞳孔散大、振戦、腸雑音の亢進、反射亢進、両側バビンスキー反射、皮膚潮紅、粘膜乾燥、発汗が認められ、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)であるシタロプラムとセイヨウオトギリソウの相互作用が疑われたが、加療により改善したという。

国立栄研ホームページ

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