「カフェイン」多量摂取で昏睡状態へ
国立栄研がHFNetに追加
(国研)医薬基盤・健康・栄養研究所(東京都新宿区)は30日、素材情報データベース(HFNet)に「カフェイン」、「コーヒー」の安全性情報を追加したと発表した。
日本に住む25歳の男性が、試験勉強のため6時間の間に粉末コーヒー大さじ10杯(カフェイン約2 g含有)と缶コーヒー5本(カフェイン約1 g含有)を摂取したところ、動機、吐き気、不穏を生じて救急外来を受診した。
低カリウム血症、クレアチンキナーゼ上昇、高乳酸血症が認められ、急性カフェイン中毒と診断された。加療したところ昏睡状態に陥ったが、血液透析により改善。入院9日目で退院したという。