仙台市消費生活センターは、消費者トラブルの防止や「消費者市民社会」の実現を目的とした「消費者川柳」の募集を今年も実施する。今回の募集では、身近な消費生活を題材とした川柳作品を通じて、市民一人ひとりが賢く、やさしい消費者としての意識を深めることを狙っている。

　川柳のテーマは、「インターネット取引でのトラブル」や「ワンクリック請求」、「無料体験詳報」、「マルチ商法」などの具体的な消費者被害から、「エシカル消費」や「ごみの減量」、「食品ロス削減」などの持続可能な社会を見据えた消費行動にまで及ぶ。加えて、「食品表示」や「計量」など、日常生活に密接する情報も題材として取り上げられており、市民が日ごろ感じる疑問や教訓を五・七・五に込めることが期待される。

応募は仙台市内在住・在勤・在学者が対象

　応募資格は、仙台市内に在住または通勤・通学している小学生以上の人。応募は1人2作品まで可能で、作品は自作・未発表のものに限られる。小学生、中高生、一般の3部門に分かれ、それぞれの視点から消費生活の課題や工夫が詠まれることになる。

　応募は、はがき、FAX、電子申請のいずれかの方法で受け付ける。締切は9月12日（金）必着。入賞作品は、12月に仙台市消費生活センターのホームページ上で発表する予定。

入賞者には副賞も贈呈

　入賞作品は、共催・協賛・後援団体によって選考され、仙台市長賞（図書カードまたはクオカード5千円分）や特別賞（仙台市教育長賞、みやぎ生協賞、アイリスオーヤマ賞）などが贈られる。これらの作品は、仙台市や関連団体が作成する情報誌、チラシ、啓発グッズなどに活用される。