東京都が4月の物価動向を公表 米価上昇が続く一方、レタスやチーズは値下がり
東京都はこのほど、4月の東京都区部における小売物価統計調査結果を元に、生活に密着した食料品や日用雑貨品など45品目の価格動向を取りまとめ、公表した。
消費者物価総合指数(中旬速報値)は2020年を基準(100)として110.7となり、前月比+0.4%、前年同月比+3.5%の上昇となった。
ねぎが高騰、レタスは大幅下落
生鮮食品15品目のうち、前月比で「にんじん」が9.6%値上がりする一方、「レタス」は▲27%と大幅に値下がりした。前年同月比では「ねぎ」が+38.5%と大きく上昇しており、供給状況や天候による価格変動が顕著となっている。
国産牛肉の上昇顕著、しょう油は値下がり
加工食品および畜産品15品目のうち、前月比では「牛肉(国産品)」が+3.7%で値上がり幅が大きかった。一方、「チーズ」は▲2.8%と値下がりした。前年同月比では、「うるち米(コシヒカリ)」が+100.1%と2倍以上の価格に跳ね上がっており、コメ市場の逼迫が背景にあるとみられる。
電気代上昇が家計を圧迫
日用雑貨品や石油製品を含む15品目では、前月比で10品目が値上がり。「電気代」が+4.3%と最も上昇幅が大きく、エネルギー価格の上昇傾向が再燃している。「紙おむつ」は▲1.7%と値下がりしたが、前年同月比では「洗濯用洗剤」が+12.1%と大きく上昇し、日用品でも価格圧力が強まっている。
詳細はこちらから(東京くらしWEBより)