コロナの真相(22)~コロナの死者を減らすめどは立った!次は経済対策
(公財)食の安全・安心財団理事長 東京大学名誉教授 唐木英明
●60歳以上の感染者は全体の3割以下しかいないが、死者の9割以上を占める。コロナの犠牲者は高齢者だ。
〇5月中旬から感染者数が減少し、2週間遅れて6月から重症者も死者も大きく減少している。
●6月末には65歳以上の約8割が少なくとも1回ワクチンを接種した。海外の例から、今後はデルタ株のため感染者は増えても、2~3週間後には重症者と死者が激減すると予想される。
〇60歳未満の感染者は基礎疾患がなければ死亡リスクは小さい。ワクチンで高齢者が守られて、感染抑制の重要性は薄れた。社会経済の混乱防止を優先すべき時が来たのだ。
● 「命を守る」コロナ対策の基本は達成の目途が立った。にもかかわらず、こんな明るいニュースを一切伝えず、ひたすら「リバウンド」、「デルタ型」、「五輪で感染拡大」と恐怖を煽り続ける専門家とメディア。彼らは何を考えているのだろうか?
感染防止が自己目的化して、論理的思考ができないのではないだうか?
<著者プロフィール>
1964年東京大学農学部獣医学科卒。農学博士、獣医師。東京大学農学部助手、同助教授、テキサス大学ダラス医学研究所研究員などを経て東京大学農学部教授、東京大学アイソトープ総合センターセンター長などを歴任。2008〜11年日本学術会議副会長。11〜13年倉敷芸術科学大学学長。専門は薬理学、毒性学、食品安全、リスクコミュニケーション。
※「コロナの真相」は、唐木英明氏のフェイスブックからの転載です。