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コラーゲン販売量、コロナ前の水準に
【21年度】組合加盟7社合計6,500トン、「食用」2ケタ増

 サプリメント・健康食品の原材料などとして利用されるコラーゲンペプチドについて、2021年度の国内販売量が前年度を大幅に上回ったことが分かった。通信販売で流通される健康食品向けの需要が好調に推移するなどして、新型コロナ禍前の水準を回復したとみられる。海外輸出も堅調に推移した。

食用、過去最高の19年度を上回る

 国内コラーゲンペプチドメーカー等で構成される日本ゼラチン・コラーゲンペプチド工業組合(本部:東京都中央区)が、組合加盟企業7社の21年度コラーゲンペプチド販売量を調べたところ、合計販売量は、前年度を9.7%上回る6,449トンに達し、直近5年で過去最高を記録した。

 6,449トンのうち、サプリメント・健康食品など食品向けの「食用」の販売量は、同13.2%増の5,160トンと2ケタの増加。新型コロナ禍前の19年度に記録していた、2001年度の集計開始以来の過去最高である5,072トンを上回った。この理由について同組合では、「通信販売の健康食品の需要が好調に推移」とコメントしている。

 20年度の食用の販売量は4,555トンだった。前年度比は10.2%のマイナス。新型コロナ禍に伴うインバウンド需要の激減を受け、16年度以来4年ぶりに減少していた。インバウンドは21年度も回復しておらず、販売量が復調した背景には国内消費の伸びがある。

 調査対象企業は、㈱ニッピ(東京都足立区)、新田ゼラチン㈱(大阪府八尾市)、ゼライス㈱(宮城県多賀城市)、旭陽化学工業㈱(兵庫県姫路市)など、国内ゼラチン・コラーゲンペプチドメーカー大手を含む7社。海外コラーゲンペプチドメーカーの日本法人や原材料商社など組合非加盟企業の販売数量を加えれば、数字はさらに跳ね上がることになる。

前年度大幅増の輸出も堅調に推移

 また20年度に過去最高の1,216トン(前年度比64.3%増)を記録していた「輸出」は、1,181トンとなった。前年度比は2.9%減。前の年度から減少したものの、1,100トン台を維持していることもあり、組合は「海外のコラーゲン需要も堅調」とコメント。「代替たんぱく質としての需要に期待」するともしている。

 この他、カプセル皮膜用途など「医薬用」は80トンで前年度比は14.2%の増加。一方、「工業用」は28トンの同15.2%減と大きく減少した。

【石川 太郎】

(冒頭の画像:日本ゼラチン・コラーゲンペプチド工業組合の公表資料より)

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