㈱ウェルネスニュースグループ（WNG）はきょう9日、ヘルスケア産業の専門誌『Wellness Monthly Report』の最新号、2024年2月号（第68号）の電子版を発刊した。本号では、「ビューティーサプリ＆コスメ」と題して特集を組んだ。
　
　美容分野の健康食品・サプリメント市場は、機能性表示食品を軸に各社が新製品を投入。コロナ禍の健康ニーズの高まりを受け、美と健康を結び付けたブランド展開や、商品ラインアップの拡充も進む。市場では、越境EC通販の主戦場とされた中国市場で地政学リスクが発生。新たな市場開拓、戦略が求められている。SDGｓやジェンダーレスが国際標準となり、機能性だけでないグルーバルな視点での商品開発が急がれる。
　
　北海道美唄市に雪解け水を活用した水工場をまもなく稼働させる(株)ミリオナ化粧品（大阪市企画、阪本雅哉社長）、札幌と福岡を拠点にグループ会社の機能を融合したサポート体制で化粧品や健康食品・医薬品の試験実施支援を行う(株)クリニカル・サポート・コーポレーション（北海道札幌市、千葉俊秀社長）など、受託製造・試験で業界を支える企業の動向をレポートする。
　その他、「美と健康」をコンセプトに、ニーズに応じた差別化素材を提案する岩瀬コスファ(株)（大阪市中央区、岩瀬由典社長）、医薬品分野から化粧品、食品・飲料まで幅広く対応する7つの会社から構成されるニッコールグループの中核企業である日光ケミカルズ(株)（東京都中央区、中原秀之社長）といった原料商社、その他、ビューティーサプリを販売する通販事業者などを紹介する。

　「機能性食品素材最前線」コーナーでは、皮膚や軟骨などの生体組織に含まれる糖タンパク質の一種「プロテオグリカン」について、同素材市場に一番乗りした一丸ファルコス(株)I岐阜県本巣市、安藤芳彦社長）の動きから最前線を探った。

　昨年9月29日に行われたガイドラインおよび質疑応答集の一部改正以来、（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所「国立健康・栄養研究所」（国立栄研）のデータベースが機能性表示食品の届出の2次情報として使うことができなくなった。「あの話題を追う」コーナーでは、「尾を引く国立栄研データベース問題」と題して、これまでの経緯を振り返り、課題を整理した。

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