WMR最新58号、オンライン版きょう発刊 特集にコラーゲン、美容にとどまる素材ではない
㈱ウェルネスニュースグループはヘルスケア業界専門誌『Wellness Monthly Report』の最新号(2023年4月号、第58号)の電子版をきょう(10日)発刊した。特集企画ではコラーゲンをピックアップ。原材料事業者や研究者などの取材から、美容(肌の健康)にとどまらない需要を創出していく道筋を探る。
経口摂取したコラーゲンペプチドは脳神経機能にも有効性を及ぼす──そんな研究成果が最近になって報告された。今のところ動物試験で確認できたにとどまるが、消化吸収されて血中へ移行するコラーゲン由来の低分子ペプチドが、脳まで届いて脳神経系に作用し、メンタル(うつ状態)を改善させたり、認知機能を向上させたりする可能性があるという。
そういった従来知られていない働きを報告したのは、宇都宮大学農学部応用生命化学科の水重貴文准教授と蕪山由己人教授の研究グループ。「メカニズムの解明など検討課題はまだ残されている。研究がさらに進むことで、脳の健康増進や疾病リスクの低減に貢献できれば」と語る2人に取材し、これまでに分かっていることをまとめたほか、原材料事業者や最終製品販売会社などへの取材を通じて、コラーゲンの現在を把握するとともに将来を展望する。
インバウンド需要消失からの復調、最終製品としての輸出拡大、タンパク補給用途など利活用の広がり、機能性表示食品制度への対応、血中に移行する低分子ペプチド、求められる一層の普及啓発──などをキーワードとする特集になっている。
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