㈱ウェルネスニュースグループ（WNG／東京都港区）はきょう（1日）、W放談Vol.3「どうなる？6・30措置命令」をYouTube「ウェルネスデイリーニュース」チャンネルに公開した（8月31日収録）。
　
　今回の放談では、措置命令の対象となった「DHA・EPA」における用量適合範囲に言及した。ニュースサイト「ウェルネスデイリーニュース」では8月28日、東京大学名誉教授の唐木英明氏と日本獣医生命科学大学名誉教授の鈴木勝士氏が連名で「薬理学者の立場から」として、消費者庁へ宛てた提言を紹介している。

　そこには、製品用量と試験用量の関係について、「試験用量と製品用量の関係に基づいた有効性の判断について事業者が十分に説明しなかったことが原因と考えるが、その遠因は、消費者庁がこれについての明確な指針を示していないためと考えられる。今回の問題をきっかけにして、試験用量と製品用量の関係について、消費者庁が薬理学に基づいた分かりやすい指針を示されることを望むものである」と述べられている。

　また、会員メルマガ8月29日号「Wellness Weekly Report」で関西福祉科学大学の竹田竜嗣准教授も、用量適合範囲の問題を取り上げ、「ガイドラインでは明確な基準が示されていない。このように用量適合範囲は、今回の措置命令をきっかけに慎重に検討する必要が出てきている」と指摘している。

　そこでウェルネスニュースグループは9月20日（水）、唐木名誉教授と竹田准教授を招き、用量適合範囲の問題も含め、機能性表示食品の届出における科学的根拠のあり方、「6・30措置命令」をめぐる疑問、事業者に求められる今後の対応などについて、対策セミナーを開催するという。

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