TPC、糖質ゼロ・オフ食品市場を分析 18年度は474.5億円に
TPCマーケティングリサーチ(株)(大阪市西区、川原喜治社長)はこのほど、市場調査レポート「2020年 糖質ゼロ・オフ食品の市場分析調査~“多品目展開”と“糖質+αの訴求”が市場拡大の鍵に」を発行した。
調査結果の概要によると、2018年度の糖質ゼロ・オフ食品市場は前年比12%増の474.5億円。過去5年間で2.4倍の規模に成長し、今後も拡大すると予測している。
成長の要因に、「食・楽・健康協会」が提唱するロカボ(緩やかな糖質制限)の概念が広く認知され、糖質に対する消費者の理解が一般化したことなどを挙げた。また、技術開発により、通常の製品に味や食感を近づけようとする取り組みが進んだと報告。減塩やカロリーオフ、簡便調理などを合わせた「プラスα」の価値を訴求し、他社との差別化を図る企業が登場しているという。