1. HOME
  2. 機能性表示食品
  3. SR届出15件、2020準拠は無く 【機能性表示食品届出DB更新】消費者委員会、「切り替え義務付け」の意見も

SR届出15件、2020準拠は無く 【機能性表示食品届出DB更新】消費者委員会、「切り替え義務付け」の意見も

 機能性表示食品届出データベースの更新が16日にあり、新規届出16件(サプリメント9件、サプリ以外の加工食品7件、生鮮食品ゼロ件)が公開された。前回12日付の更新と同様、機能性関与成分やヘルスクレームは既存中心の構成。一方で、前回は30件に上る撤回届出が積み上がっていたが、今回はゼロ件だった。

 この日公開された新規届出16件のうち15件は、機能性関与成分の研究レビュー(SR)を表示する機能性の科学的根拠とする。来年4月1日以降の新規届出から完全適用されることになるSRに関する国際的な指針「PRISMA声明2020」に準拠した届出はなかった。

 機能性表示食品制度の見直しに大きく関わる食品表示基準(内閣府令)の改正案について、消費者委員会が16日に内閣総理大臣に提出した答申書の附帯意見(17日付既報)には、PRISMA声明2020準拠に関する記述も見られる。

 「すでに届け出られている分に関しても、自己点検の際に切り替えることを義務付けるなど、有効性の信頼確保に向けた更なる取り組みを検討すべき」とし、PRISMA声明2020に準拠したSRへの切り替えを届出者の義務(遵守事項)とすることなどの速やかな検討を消費者庁らに求めた。

 もっとも同庁は昨年9月下旬の届出ガイドライン改正以来、既存届出については「随時」、PRISMA声明2020に準拠したSRへの変更届出を行うよう事業者(届出者)に求めている。

 届出に関して、法的な拘束力を持たせることが今回の制度改正の方向性。2020への切り替えが届出者の遵守事項になる可能性がゼロとは言えない。

【石川 太郎】

7月の届出DB更新:【3日】7月最初の更新は既存中心の構成に
        :【12日】撤回届出、一度に30件

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ