RIZAP㈱（東京都新宿区、瀬戸健社長）はこのほど、健康寿命延伸サービスの構築と検証を開始したと発表した。　　㈱JDSC（東京都文京区、加藤エルテス聡志社長）、ユカイ工学㈱（東京都新宿区、青木俊介社長）との3社合同で取り組む。

　同社は、筋力維持による健康増進・健康寿命の延伸を目指し、フレイル予防における結果の見える化と継続化を実現するプラットフォーム構築を実証する。徹底した顧客目線でのデータを収集し、「今よりさらに健康になる」という自己実現に資するデータをもとに、体調が万全な時のデータや、 その比較対象として不調時のデータ、さらには健康を害したタイミング、あるいはそれを引き起こした要因を分析するためのデータ収集や連携を進めていく。

　同サービス構築と検証は、 三重県が国内外の企業からアイデアを募集して開発のサポートや実証・社会実装の支援などを行う「クリ“ミエ”イティブ実証サポート事業」の採択を受けた。第2期の募集で、28件から4事業者の採択のうちの1事業者として、同社が採択された。

　同社では、今後、健康な人生と自己実現を一生涯サポートするライフパートナーとなることを目指す。ヘルスケア企業へと事業を拡大していく成長戦略として、新たな価値の創出に挑戦していくための先駆けとし、同実証実験を推進していくとしている。さらに、コロナ禍の状況を鑑みてオンライン実施を主軸としながらも、高齢者にITリテラシーを求めず寄り添う施策を同時に展開していくことで、 高齢者の参加ハードルを下げ、 高い参加率と継続率を狙うとしている。