「アリナミンを約3,500億円で買収　MBK、米ファンドから」
　きょう2日、このような見出しが経済紙のネットニュースで流された。米投資ファンドのブラックストーン・グループがアリナミン製薬をMBKパートナーズに売却するという内容。

　ウェルネスニュースグループ編集部がアリナミン製薬㈱（東京都千代田区、森澤篤社長）に確認したところ、「我々の方では分からない」との回答。

　同社は1日、日本製薬㈱の全株式を取得したと発表したばかりだ。1カ月ほど前には、「ブルームバーグ」（米国）で今回名前の挙がっているMBKパートナーズ以外のファンド数社の名前とともに観測記事が出たが、その後、目立った動きはなかったという。

　取材に対して同社広報部は、「ブラックストーン側に確認をしたが、彼らも自ら発表したものではないと言っている。現時点ではこれ以上のことはコメントとはできない」と答えている。

　同社の関係者は、「今朝の時点では社内の人間は何も聞かされていない」とし、「本当だとしても、こういうことが社員に周知する前に社外に漏れたことについては遺憾」と述べている。

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