JHNFA、機能性表示食品広告を審査 7件が不適切
(公財)日本健康・栄養食品協会(JHNFA)は28日、第3回「機能性表示食品広告審査会」の結果を発表した。テレビ・新聞・雑誌・ウェブに掲載された機能性表示食品の広告48件(16社・45商品)を審査した結果、そのうちの7件が不適切と判断された。
審査は2020年11月27日、同3月1日~5月31日の期間に出稿された広告48件を対象に実施した。対象となった48件の内訳は、テレビ22件、新聞13件、雑誌1件、Web12件。
判定はA・B・Cの3段階。判定基準は、消費者庁が16年6月30日に定めた「健康食品に関する景品表示法及び健康増進法上の留意事項について」と、(公社)日本通信販売協会と健康食品産業協議会が16年4月25日に策定した「『機能性表示食品』適正広告自主基準」に照らして、「著しく抵触する」がA、「抵触する」がB、「抵触する恐れがある」がCとしている。
審査で不適切とされた7件はC判定で、A・B判定はゼロだった。7件については、消費者に誤認を与えるおそれのある表現を含む広告が審査指針に抵触するおそれありと判断された。
該当企業には、審査結果のみならず、審査会で指摘された今後の課題、参考意見も通知したという。また、今後は機能性表示食品の事後チェック指針も審査指針に含めるとしている。