（公社）日本通信販売協会（JADMA）は10日、「JADMA　2020新年賀詞交歓会」を都内ホテルで開催した。業界関係者などの約500人が参加した。

　来賓で招かれた消費者庁の橋本次郎政策立案統括審議官は、「昨年6月に閣議決定された規制改革実施計画に基づき、機能性表示食品販売後の問題点を事業者自らが把握できるように、事後チェックの透明性向上に関わるガイドラインを作成しており、1月の早い段階でパブリックコメントに出したい」と話した。

　経済産業省の島田勘資大臣官房審議官は、「東京オリンピック・パラリンピック開催に都伴い、都心部の交通混雑に対する対応が求められている。通信販売業界に携わる事業者には、出荷に関して運送事業者とのコミュニケーションを図り、混雑緩和に対する理解と協力をお願いしたい」と述べた。

　また、JADMAの阿部嘉文会長は「広告表示の問題や健康食品の公正競争規約作成、物流配送の効率化に向けた取り組みなど、さまざまな課題に向き合い、協会として努力を積み重ねていく」と挨拶した。

【藤田　勇一】