（公社）日本通信販売協会（JADMA）は11日、「JADMA　2019新年賀詞交歓会」を都内ホテルで開催した。業界関係者などの約500人が参加した。

　来賓で招かれた消費者庁の橋本次郎審議官は、「消費者庁が誕生して10周年を迎え、次の10年に向けて新たなステージに入る。機能性表示食品制度をさらに発展させ、消費者に信頼される制度にしていかなければならない。健康食品市場の健全な市場形成のためにも、消費者教育も重要だと考えており、特に若年層の教育に注力する」と話した。

　経済産業省の島田勘資大臣官房審議官は、「通信販売は、離島や過疎地に市街地と同等のサービスを提供する重要な社会インフラを担っている。物流が深刻な問題を抱えているが、業界としても団結して取り組んでもらいたい」と述べた。

　また、JADMAの阿部嘉文会長は「機能性表示食品制度をより良いものに発展させなければならない。中小企業にとっても使いやすい制度に育てていくことに、協会として注力する」と挨拶した。

（写真：11日に開催された賀詞交歓会の様子）

【藤田　勇一】