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HMBサプリの広告、エムアンドエムに措置命令~消費者庁

 HMB配合サプリメントを飲むだけで、筋肉増強効果や痩身効果が得られると誤認させる表示を行ったとして、消費者庁は6日、健康食品通販会社の(株)エムアンドエム(東京都港区、帆足拓馬代表)に対し、景品表示法に基づく措置命令を出したと発表した。

 同社は自社のウェブサイトで、HMBやBCAAを配合したサプリメント『ファイラマッスルサプリHMB』を販売。健康的な食事や運動とともに、1日摂取目安量の4粒を摂取すれば、効率的に筋肉増強効果と痩身効果が得られるかのような表示を行っていた。消費者庁によると、対象期間は少なくとも昨年4月10日や5月17日などの8日間と、今年1月28日~2月25日までの期間という。

 表示内容を見ると、ボディービルダーのようなマッチョな男性やタレントの写真とともに、「プロテイン20杯相当のHMBを配合!!」、「ボディアップ HMB&BCAA 高配合」などと表示。また、「スッキリ成分 インディアンデーツ 高配合」、「ダイエッターも注目!スッキリサポート成分」などと記載していた。

 同社は、表示を裏付ける資料を消費者庁へ提出。だが、提出資料に記載されていたHMB含有量と、販売商品の含有量が大きく乖離するなど、合理的な根拠を示すものとは認められなかった。BCAAについては、表示を裏付ける資料は提出されなかった。インディアンデーツの痩身効果についても、「資料は提出されず、消費者庁で調べたが(根拠は)なかった」(表示対策課)と説明している。

 さらに、同社はウェブサイトで、「※適度な食事と運動後の一例の個人の感想で結果には個人差がございます」などの打ち消し表示を記載していた。しかし、一般消費者が受ける効果に関する認識を打ち消すものとは認められなかった。

 消費者庁は同社に対し、表示が景表法に違反する内容だったと一般消費者へ周知することや、再発防止策の構築を命じた。

 取材で同社は、「弊社商品をご購入いただいたお客様をはじめとする関係者の皆様には、ご迷惑をおかけすることとなり、心よりお詫び申し上げます。弊社は今般の事態を重く受け止め、再発防止に全力で取り組んでまいります。なお、製品の安全性には問題はなく、健康被害の心配はございません」とコメントした。

(画像:広告の1例)

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