（株）グローバルニュートリショングループ（GNG、東京都豊島区、武田猛社長）は19日、「機能性表示食品届出指導員養成講座プレセミナー」を都内で開催した。コロナ禍のなか、同社にとって4カ月ぶりのリアルセミナー。聴講者は消毒と検温を行い、講師はフェイスシールドを着用して講演した。

　第1部は機能性表示食品制度の概要。保健機能食品制度における機能性表示食品の位置付けから、用語の解説、届出から届出完了までをケーススタディを通じてわかりやすく説明した。第2部は、機能性表示食品届出指導員養成講座について解説した。

　武田氏は昨年9月、機能性表示食品の届出に精通した人材の育成を目的に「機能性表示食品普及推進協議会」を設立。自らが会長を務めている。これまで、農林水産省の補助事業「平成28年度第6次産業化促進技術対策事業」、「平成29年度食産業における機能性農産物活用促進事業」で、全国20カ所をめぐり講習会・個別相談会を行った。

　講習会は好評だったが、取り組みを始めた際に、中小企業や生産者・農業団体などの場合、自力での対応が困難なケースが多かったという。このため、武田氏は持続的にアドバイスができる指導員を養成しようと考え、健康栄養評価センターの柿野賢一代表、野菜で健康研究所の中田光彦代表らと同協議会を発足。機能性表示食品制度の普及を目指して、指導員の養成に力を入れている。

【開催予定】
7月7日（火）午前10時開始　Zoomによるウェブセミナー
7月13日（月）午後2時開始　IKE・Biz としま産業振興プラザ（池袋）（フィジカル・ディスタンスを保つため、先着8人まで）
問い合わせ：TEL：03-5944-9813

（写真：フェイスシールドを着用して講演する武田猛氏）