（国研）医薬基盤・健康・栄養研究所（東京都新宿区）は1日、米国FDA（米国食品医薬品局）が、kratom（クラトム）を含む製品の押収を公表したと伝えた。

　FDAの要請に応じた連邦保安官は、Atofil, LLC社によって製造されたクラトムを含む20万7,000点以上のダイエタリーサプリメント（ブランド名：『Boosted Kratom』、『The Devil’s Kratom』、『Terra Kratom』、『Sembuh』、『Bio Botanical』、『El Diablo』) とその原料を押収したという。

　kratom（クラトム、別名：アヘンボク、学名：Mitragyna speciosa）は、タイ・マレーシア・インドネシア・パプアニューギニアに自生する植物。使用によって痙攣発作、肝障害などの様々な健康障害を生じる可能性と中毒性が指摘されている。