（株）DHCテレビジョン（東京都港区、濱田麻記子社長）は8日、東海大学理学部化学科の関根嘉香教授をゲストに招き、「サプリのミカタ」を放映した。同氏は、大気環境やシックハウス症候群などの環境化学の研究に従事している。

　同氏によれば、「水や空気中に人や生態系に悪いものがないか、あった場合にどのような対策を取るか」を研究するとし、新型コロナウイルスについても「環境中のウイルスがどう挙動するか」が研究の対象になるという。

　今回のテーマは、ハーブティーやサプリメントに利用されているとして、北米原産の植物「エキナセア」を取り上げた。番組では、風邪やインフルエンザ対策に役立つ成分でハーブ大国のドイツでは医薬品としても利用されていると紹介。同社のエキナセアサプリ商品と、佐藤製薬、美高商事、山田養蜂場の商品を徹底比較した。

　DHC健康食品相談室の担当者は、同成分の風邪に対する予防としての働き、風邪の症状を軽減する働きの2点について解説。
　また、欧州3国のグループの研究結果として、エキナセアはタミフルと同等の効果があるという臨床結果が得られたとしている。
　
　番組ではエキナセア含有商品について、その1か月当たりの含有量、目的に応じた摂取方法、1日当たりの価格について紹介。さらに禁断の比較として、4商品の原価と原価率を比較した。この場合、各社独自の広告料などの非公開部分については、各社のレシピを元にDHCが製造した場合の製造原価で算出したとしている。