ASCON科学者委員会、機能性表示食品(C番)を評価 87%が基準に適合
(一社)消費者市民社会をつくる会(ASCON)科学者委員会はこのほど、2017年度に公表された機能性表示食品(届出番号C)の評価判定結果を公表した。
95社の243件を対象に評価した(評価実施率55%)。その結果、有効性について十分な科学的根拠がある「A」評価は79件。かなりの科学的根拠がある「B」評価は73件、ある程度の科学的根拠がある「C」評価は62件だった。
一方、科学的根拠が不十分、または届出ガイドラインに不適合の疑義がある「見解不一致」は20件に上った。また、追加資料・説明が必要とする「評価保留」も13件を数えた。
ASCON科学者委員会では、評価対象の247件のうち、214件(87%)の届出情報が評価基準に適合していたと説明。一方、「回答なし」だった45%の製品については、「消費者に対する説明責任の不履行」と判断した。