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ASCON、届出判定結果公表
「D」シリーズを評価

 市民団体の(一社)消費者市民社会をつくる会(阿南久代表理事、以下ASCON)の科学者委員会(鈴木勝士副委員長)は23日、機能性表示食品の届出番号「D」シリーズ(D1~690)に関する評価判定結果をホームページで公表した。

 公表された資料によれば、同委員会が定めた基準(ASCON基準)への適合率は「86%」。今回評価判定を行った累計380機能性表示のうち326が基準に適合した。

 内訳は、A判定(有効性について十分な科学的根拠がある)が82、B判定(有効性についてかなりの科学的根拠がある)が150、C判定(有効性についてある程度の科学的根拠がある)が94。科学的根拠を巡り届出者と同委員会の見解が合わない「見解不一致」も54あった。

 一方、評価判定を実施できた表示の割合は、55%(696中380)にとどまった。今回、同委員会が届出者に求めた届出情報照会に応じたのは、対象322社中119社(36%)だったという。既に取り下げられた届出も少なくなかった。

 なお、同委員会は今後、「E」シリーズ以降の評価判定の方法を改めるもようだ。「企業が行った自己評価をASCONホームページで公開し、これに対する社会の評価を求める方法を採用する」としている。

ASCONホームページ 

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