AIのメリットとリスク、「消費者向けハンドブック」作成へ~消費者庁
消費者庁の「消費者のデジタル化への対応に関する検討会」は24日、AIに関する「消費者向けハンドブック」について議論した。ウェブ会議によって行われた。
インターネット通販などでAIを用いた情報収集・活用が行われているが、消費者にとっては個人情報が悪用されるのではないかという不安もある。そうした状況を念頭に置いて、同検討会の下部組織であるAIワーキンググループでは、AIに関する「消費者向けハンドブック」の作成を検討中。AIの仕組み、利便性、注意点などを盛り込み、AIを活用した製品・サービスとの適切な付き合い方を啓発するのが狙いだ。今夏をめどに取りまとめる予定としている。
ハンドブックの内容については、AIの利便性と消費者が抱く不安の両面からアプローチし、AIのメリットとリスクを解説するという方向性などが示された。委員からは「AIを活用した製品・サービスを類型化し、事例を挙げて説明するとわかりやすい」といった意見が寄せられた。
(写真:ウェブ会議の様子)