サプリメント・健康食品の受託製造などを手掛ける㈱AFC‐HD アムスライフサイエンス（静岡市駿河区、淺山雄彦会長）が15日発表した2022年8月期第3四半期連結決算は、売上高166億9,200万円、営業利益6億8,200万円、経常利益9億8,700万円だった。

　対前年同期増減率については、今期から新収益認識基準を適用していることを理由に示していない。ただ、従来の会計基準を適用すると売上高は240億5,900万円、前年同期比は166％になるという。連結子会社が増加したほか、医薬品事業の売上高が前年同期を上回ったことが影響した。

　OEMや自社製品販売といったヘルスケア事業の売上高は111億9,000万円、営業利益は14億3,800万円になった。OEMでは機能性表示食品の受注が堅調に推移したほか、テレビ通販向け製品が引き続き好調を維持した。

　また、自社製品販売のうち通信販売は、越境ECでの受注が増加したほか、原価の見直し、高粗利製品への注力で粗利率が改善した。海外販売に関しては、新型コロナ感染拡大の影響が続いているものの、既存顧客の美容商材の受注が好調を維持。今後、イスラム圏での売上高を図るため、ハラール認証の取得準備を進めているという。