機能性表示食品の届出データベース更新が6月28日にあった。先月16日及び17日に消費者庁へ届け出のあった新規届出8件（サプリメント3件、サプリ以外の加工食品5件、生鮮食品ゼロ件）が公開。6月のデータベース更新は延べ9回を数え、合計125件の新規届出が積み上がった。125件のうち約半数の65件がサプリメント形状の加工食品。

　2024年度（24年4月1日～25年3月31日）分の届出番号「J」シリーズの受付・公開件数は同日までに172件となった。届出日ベースで前年同時期と比較すると、約30件少ない。172件のうち約半数の92件がサプリメント形状。消費者庁では、届出資料の提出件数自体は前年度とさほど変わらないとの感触を示している。

　この日の更新で公開された新規届出は、機能性関与成分、ヘルスクレームともに既存中心の構成。撤回届出に関しては3件の追加があった。日本ルナ㈱（京都府八幡市）がイヌリン（食物繊維）を機能性関与成分とする乳酸菌飲料の届出2件を生産終了のため取り下げた。すでに関連製品とみられる新規届出を行っており、今回のデータベース更新で公開された。

6月の届出DB更新：【3日】コーヒー由来の新規機能性関与成分 UCC上島がトリゴネリン
　　　　　　　　：【7日】4月以降もサプリメントの届出が多く　
　　　　　　　　：【11日】新規届出22件、堅調に積み上がる　月100件超のペース維持　
　　　　　　　　：【14日】後発薬大手の東和薬品、初の届出　PQQ配合のサプリメントで　
　　　　　　　　：【18日】PRISMA2020準拠届出 HMBカルシウム、小林香料が実施　
　　　　　　　　：【20日】酢酸菌GK-1の免疫ケア機能訴求商品
　　　　　　　　：【26日】一時的な喉の乾燥感を軽減　ラクトフェリン関与成分に
　　　　　　　　：【27日】フェムケアサプリ、8件目の届出