5年以上ぶりにオルビスが届出 【機能性表示食品届出更新】エラスチンで肌の健康維持
オルビス㈱(東京都品川区)が5年以上ぶりに機能性表示食品の届出を行った。肌に及ぼす機能性が報告されている、カツオ由来エラスチンペプチドを機能性関与成分にしたサプリメントを届け出た。消費者庁が2日に行った届出情報公開データベースの更新で公開された。
同社が機能性表示食品の届出を行うのは2017年9月以来。L-テアニンを配合した『おやすみブレンドティー』、ビルベリー由来アントシアニンを関与成分とするサプリメント『ブルーベリー』の2商品を届け出た後は、動きがなかった。同2商品はいずれも販売中。グループの㈱ポーラ(東京都品川区)が昨年10月、同社として初の機能性表示食品の届出を行っている。
『オルビス アンバー バウンスインナーケア』を製品名にしたサプリメントを新たに届け出た。届出表示は、「肌の乾燥が気になる方の、肌の弾力を維持し、うるおいを守ることで肌の健康維持に役立つことが報告されています」。
同社は昨年12月、「大人世代」向けのエイジングケアブランドを今年2月下旬から新発売すると発表していた。同ブランドの名称が『オルビス アンバー(ORBIS AMBER)』。スキンケア化粧品とともに、美容領域の機能性表示食品がラインアップされることになりそうだ。
2日に公開された新規届出は、届出番号H909からH925まで17件(サプリメント11件、それ以外の加工食品5件。生鮮食品1件)だった。プラズマ乳酸菌とHMBカルシウムの2つを関与成分にしてダブルヘルスクレームを行うサプリメント(届出者:キリンホールディングス㈱)や、原材料メーカーのヤヱガキ醗酵技研㈱(兵庫県姫路市)として初の届出などが含まれる。
公開された新規届出の概要は下の一覧のとおり。
なお、届出の取り下げについても情報が更新された。発売予定が無くなったことを理由に、キッコーマン・ニュートリケアジャパン㈱(東京都中央区)が、『からだ想い発酵のちからN-アセチルグルコサミン』(届出番号H362)の届出を取り下げたという。同社では、同じ商品名、関与成分、ヘルスクレームの届出を別に行っている。
【石川 太郎】