33件を新たに フコキサンチンも
「機能性」届出情報更新 21年度「G」累計1,343件に
消費者庁は20日、機能性表示食品の届出データベース情報の更新を行い、計33件の新規届出を公開した。
公開したのは、届出番号G1,311から同1,343まで。最新届出であるG1,343の届出日は今年3月1日付とされており、同月末までの届出を対象とする2021年度分の届出は、今後さらに積み上がることになる。
例年、年度末に届出資料の提出件数が増える傾向が見られているため、1,400件を大きく超えてきそうだ。
体重減少サポート、高めのBMIを低下
新たに公開された届出には、カロテノイドの一種として知られるフコキサンチンを機能性関与成分にしたサプリメントがある。
訴求機能は、高めのBMIの低減。具体的には、「フコキサンチンは肥満気味の方のおなかの脂肪(内臓脂肪)や体重の減少をサポートし、高めのBMIを低下させる機能が報告されています。本品は肥満気味の方、BMI値が高めの方に適した食品です」というヘルスクレームが届出された。
フコキサンチンの届出は2例目で、前の届出の表示も抗肥満関連。ただ、新たな届出では、体重減少サポートや高めのBMIの低減が表示に盛り込まれており、その点で新規性がある。届出者は、フコキサンチンの原材料販売を手掛けるオリザ油化㈱(愛知県一宮市)。
太田胃散が久々の届出
また、㈱太田胃散(東京都文京区)の届出が公開された。同社からの届出は16年10月以来のこと。
『減脂生活』を商品名とするサプリメントを新たに届け出た。機能性関与成分は葛の花由来イソフラボンとオリーブ由来ヒドロキシチロソールの2成分。後者について、血中の酸化LDLコレステロールを減らすことが報告されている旨を表示する。
この日公開された届出の食品区分は、サプリメントが19件、その他加工食品が13件、生鮮食品が1件。届出撤回に関する情報更新はなかった。