消費者庁は12日、機能性表示食品の届出情報公表データベースの更新を行った。更新は10日以来3日連続。届出番号H1230からH1253まで24件（サプリメント15件、それ以外の加工食品9件、生鮮食品ゼロ件）の新規届を公表した。新規の機能性関与成分やヘルスクレームを伴う届出は見られなかった。

　ダイドードリンコ㈱（大阪市北区）が、サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンを機能性関与成分とするサプリメント『ロコモプロ』について新規の届出を行い、公表された。プロテオグリカンに加え、コラーゲンペプチドとイミダゾールジペプチドも機能性関与成分にしたサプリを新たに届け出たもので、表示する機能性の科学的根拠はプロテオグリカンの研究レビュー（SR）と、最終製品臨床試験論文の合わせ技。膝と腰に対する働きを同時に訴求する内容になっている。ヘルスクレームの全文は以下のとおり。

　「本品にはサケ鼻軟骨由来プロテオグリカン、コラーゲンペプチド、イミダゾールジペプチドが含まれます。サケ鼻軟骨由来プロテオグリカンには膝関節の不快感を持つ方の軟骨成分の分解を抑え、関節軟骨の保護に役立ち、膝の曲げ伸ばしをサポートする機能があることが報告されています。また、階段を上り下りする時、座った状態から立ち上がる時、身をかがめて床に落ちたものを拾う時、平らな場所を歩く時の動作において膝の違和感を軽減する機能があることが報告されています。本品には腰の違和感が気になる中高年の方の腰かけた状態から立ち上がる時の一時的な腰の違和感を軽減する機能があります」。

　4月に入ってからの更新はこれで4回目。合わせて71件が積み上がった。

【石川太郎】

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