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3割超の食品製造業者に小売業者から「協賛金」負担要請

(一財)食品産業センターは12日、「2018年度食品産業における取引慣行の実態調査報告書」を公表した。小売業者から協賛金の負担を求められた食品製造業者が全体の3割を超えるなど、依然として不透明な取引慣行が見られると報告している。

 調査は今年2月、食品製造業1,700社を対象にアンケート方式によって実施(有効回答率20.8%)。小売業者が食品製造業者に求める協賛金の負担や、従業員派遣の要請などの実態について聞いた。

 協賛金負担の「要求があった」とする回答は、全体の32%に上った。協賛金の種類は「チラシ協賛金」(56.5%)が最も多く、「新規(改装)オープン協賛金」(40.5%)、「新製品導入協力協賛金」(40.3%)が続いた。

 従業員派遣について「要請されたことがある」は全体の22%。要請に対し、「ケースバイケースで応じている」と回答した食品製造業者が72.7%に上った。また、不当な値引きの要請が「あった」とする回答は8.2%を占めた。

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