サプリ包装袋の再資源化へ DHC、東洋インキなど複数企業と共同研究でリサイクル技術見出す
㈱ディーエイチシー(東京都港区、宮崎緑社長、DHC)はこのほど、サプリメントの包装袋の再資源化を目的に、包装袋のリサイクル技術に新たな知見を見出したと発表した。artienceグループの東洋インキ㈱(東京都中央区、安田秀樹社長)ら複数企業との共同研究によるもの。
同社の粒状サプリメントには、品質維持のためにアルミ箔と複数のプラスチックフィルムを貼り合わせた「アルミ箔ラミネートフィルム」構造のパウチ(アルミパウチ)が採用されている。この構造は、遮光性やバリア性に優れる一方で、使用後の分離が難しく、再資源化が困難とされてきた。代表的なDHC製品だけでも年間約100トンの包装袋が廃棄されていると推測されることから、同社は2024年1月より環境負荷低減に向けた研究を推進してきた。
今回の研究では、廃棄予定のアルミパウチを粉砕、分離、再加工し、物性評価やパッケージ適性の検証までを段階的に実施。具体的には、artienceグループが保有するラミネートフィルム分離技術を応用して接着層を調整し、従来は困難だったアルミ箔とプラスチックフィルムの分離を実現。さらに、分離後のプラスチック原料から新たなフィルムを成膜し、複数企業の技術と組み合わせることで、別製品のパウチとして再生することに成功したという。
同社は今後、この技術を基盤として、サプリメントの使用済み包装袋を新たな包装資材へ循環させるリサイクルモデルの構築および実用化を目指すとしている。
(冒頭の写真:同社リリースより)

