1. HOME
  2. 学術トピックス
  3. ラクトフェリンが「のど」の免疫を活性 森永乳業、旭川医科大学との共同研究で成果

ラクトフェリンが「のど」の免疫を活性 森永乳業、旭川医科大学との共同研究で成果

 森永乳業㈱(東京都港区、大貫陽一社長)はこのほど、旭川医科大学の高原幹教授との共同研究により、乳タンパク質の一種であるラクトフェリンが「のど」に存在する「プラズマサイトイド樹状細胞(pDC)」を活性化することを確認したと発表した。食品成分がのどのpDCを活性化することを確認したのは世界で初めて(㈱ナレッジワイヤ社調べ、2026年3月16日時点)だという。

 研究では、習慣性扁桃炎のため摘出された口蓋扁桃から調製した免疫細胞とラクトフェリンを一緒に培養し、その活性を評価した。その結果、ラクトフェリンはpDCの活性指標である「HLA-DR」や「CD86」の発現を高め、ウイルス感染抑制に寄与する「インターフェロン(IFN)-α」などの産生を促進することを確認した。

 また、pDCを介して他の免疫細胞へ及ぼす影響も調査。B細胞による抗体「IgA」の産生を促進するとともに、腎臓を傷害する原因となる糖鎖異常IgA(Gd-IgA1)の産生を抑制したことから、質の高い免疫応答を促す可能性が示唆された。さらに、ウイルスに感染した細胞を殺傷するキラーT細胞の活性指標「CD69」の発現も促進することを確認したという。

 ラクトフェリンは、これまでも消化管粘膜での免疫調節作用が知られていたが、今回の成果により、食品の通り道であり異物が侵入しやすい「のど」においても防御機能を高める可能性が明らかになった。同社は、1986年に世界で初めてラクトフェリン入り乳児用ミルクを発売するなど、60年以上にわたり研究を継続しており、今後も人々の健康維持への貢献を目指すとしている。

(冒頭の写真:同社リリースより)

TOPに戻る

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

LINK

掲載企業

INFORMATION

お知らせ