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山治にカニ表示で是正指示 ズワイと異なる名称表示、関東農政局が指摘

 農林水産省関東農政局は27日、㈱山治(東京都江東区、山崎康弘社長)が取り扱ったカニ製品について、事実と異なる名称表示が確認されたとし、同社に対して表示の是正指示を行った。

549㎏超、異なる名称で販売

 同農政局は同社に対し、2025年11月27日~26年3月26日までの間、食品表示法第8条第2項の規定に基づく立入検査等を行った。その結果、山治が販売するカニについて、事実と異なる名称表示を行っていたことを確認した。

 具体的には、「オオズワイガニ」であるにもかかわらず、ズワイガニのメスであることを示す「セコガニ」と表示し、少なくとも昨年7月1日~10月2日までの間に549kgを小売業者に販売していた。
 また、「ベニズワイガニ」であるにもかかわらず、「ズワイガニ」と表示し、少なくとも同11月8日および9日に50ケースを小売業者に販売していた。「セコガニ」は、ズワイガニのメスの地方名の1つである。

認識不足と管理体制不備が背景

 これらの行為は、食品表示法第4条第1項に基づき定められた食品表示基準第18条第1項の表における「名称」の項の規定に違反するもの。このため、関東農政局は同社に対し、食品表示法第6条第1項に基づき、是正に向けた指示を行った。

 指示ではまず、販売する全ての食品について直ちに表示の点検を行い、不適正な表示があった食品については、速やかに食品表示基準に従って適正な表示に是正した上で販売するよう求めた。
 また、不適正表示が生じた主な原因について、消費者に対し正しい表示を行うという意識および食品表示制度に対する認識の欠如、ならびに表示内容の確認および管理体制の不備があると考えられるとし、これらを含めた原因の究明・分析を徹底するよう求めた。

再発防止と全社的な遵守徹底求める

 さらに、その結果を踏まえ、食品表示に関する責任の所在を明確化するとともに、食品表示の相互チェック体制の強化・拡充などの再発防止対策を適切に実施し、今後は基準に違反する不適正な表示を行わないよう求めた。

 加えて、全役員および全従業員に対して食品表示制度に関する啓発を行い、その遵守を徹底することも指示した。
 これらの措置については報告書として取りまとめ、4月27日までに関東農政局長宛てに提出するよう求めている。

【編集部】

発表資料はこちら(農水省HPより)

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