血液めぐる新規機能性表示が公開 【機能性表示食品届出DB更新】松樹皮由来成分、スムーズな血流維持サポート
消費者庁は16日、機能性表示食品の届出情報検索データベース(DB)を更新し、「健康な中高年者の、スムーズな血液の流れの維持をサポートする機能が報告されています」という、過去に届出実績のない機能性表示を公開した。機能性関与成分について、健常成人の血小板凝集能に及ぼす影響を検証したシステマティックレビュー(SR)を科学的根拠とするもので、いわゆる「血液サラサラ」機能を、機能性表示食品に認められる健康維持・増進の範囲に収まる表現に落とし込んだかたちだ。機能性関与成分は松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3で、届出者は㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)。
東洋新薬、新規性ある届出を連発
松樹皮由来プロシアニジンB1及びB3はもともと、血管や血流に関わる機能性表示が同社らによって届け出されていた。たとえば、LDL(悪玉)コレステロールや総コレステロールを下げるであったり、血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)の維持だったり。また、「健康な血の巡りをサポートする」や「末梢血流を維持する」という作用メカニズム文言とともに、「肌の弾力を維持し、肌の健康に役立つ機能が報告されています」も。そうした中で今回公開された新たな機能性表示は、血流と肌の健康を切り離し、血流を独立した機能として届け出た格好だ。
東洋新薬が新規性の高い機能性表示食品の届出を連発している。先月24日付のDB更新では、同社として初めて届け出た機能性関与成分のエピガロカテキンガレート(EGCG)について、「加齢とともに低下する中高年の方の動体視力(遠方から近づいてくるものをはっきり見る力)の維持に役立つ機能が報告されています」というアイケア(目の健康)に関わる新規の機能性表示が公開。また、「N-アセチルマンノサミン」という新規の機能性関与成分の届出が1月下旬に公開されていた。
16日のDB更新で公開された新規届出は計9件(サプリメント形状7件、サプリ形状以外の加工食品2件、生鮮食品0件)だった。一方、それを大幅に上回る計143件の撤回届が、今月5日から同12日までの間にあった。他方、今月末に初回報告期日が迫る自己点検報告の実施済み件数は16日時点で計2,916件。今月11日時点との比較では、557件増加した。1日あたり100件以上のペースで増えている。
【石川太郎】

2026年3月のDB更新:【3日】明治とヤクルト、免疫ケア市場参入へ
:【5日】山田養蜂場がローヤルゼリー由来成分
:【9日】小野薬品ヘルスケア、新たな届出は認知機能
:【11日】自己点検報告、期日まで残り20日 報告済み約2,360件

