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大黒天物産に勧告と指示 「コメ」産地誤表示と「いか」原産国不表示

 農林水産省は20日、大黒天物産㈱(岡山県倉敷市、大賀昌彦社長)に対し、米飯類の産地情報の不適正伝達で米トレーサビリティ法に基づく勧告を、いか加工品の原産国名不表示で食品表示法に基づく指示を行ったと発表した。米国産米を「国産米」と表示するなどの違反が確認され、再発防止と管理体制の見直しを求めた。

 同省によると、大黒天物産は、米飯類(商品名「サーモンサラダ巻 1本」)の原料米穀(酢飯)の産地情報について、米国産を使用していたにもかかわらず、プライスラベルで「国産米を使用」と事実と異なる表示を行い、一般消費者に販売していた。
 また、いか加工品(商品名「焼きいか」)については、原産国名を「中国」と表示すべきところ、これを表示せず販売していた。

 経過として、農林水産省中国四国農政局は、2025年10月8日~26年1月27日までの間、大黒天物産と同社中国物流RMセンター(岡山県総社市)に対し、米トレーサビリティ法第10条第1項に基づく立入検査を実施した。
 また、農林水産省東海農政局は、25年8月5日~9月3日までの間、大黒天物産ラ・ムー伊賀上野店(三重県伊賀市)に対し、同中国四国農政局は、25年11月5日~26年1月14日までの間、大黒天物産に対し、食品表示法第8条第2項に基づく立入検査をそれぞれ行った。

87店舗で「国産米」誤表示

 その結果、同省は次の事実を確認した。まず、「サーモンサラダ巻 1本」について、25年7月2日~9月29日までの間に、少なくとも3万9,795本を、ラ・ムー西条店(広島県東広島市)やディオ宇品店(広島県広島市)などの傘下87店舗で販売していた。
 次に、「焼きいか」について、25年7月13日~8月5日までの間に、少なくとも3,719パックを、ラ・ムー伊賀上野店などの傘下45店舗で販売していた。

 農林水産省は、前者の行為が米トレーサビリティ法第8条第1項に違反し、後者の行為が食品表示法第4条第1項に基づき定められた食品表示基準第3条第2項の表の「原産国名」の項の規定に違反すると判断した。

制度認識欠如と管理体制不備

 このため同省は、米トレーサビリティ法第9条第1項に基づき、販売する全ての米飯類について直ちに産地情報の伝達状況を点検し、不適正な伝達を速やかに是正することなどを勧告した。
 また、不適正な産地情報伝達の主な原因として、消費者に正しい情報を伝達するという意識および米トレーサビリティ制度に対する認識の欠如、ならびに管理体制及び商品管理システムの不備があると考えられることから、原因の究明・分析の徹底、責任の所在の明確化、管理体制や商品管理システムの整備などの再発防止対策を求めた。

 食品表示法第6条第1項に基づき、販売する全ての食品について直ちに表示の点検を行い、不適正な表示を速やかに基準に従って是正した上で販売することも指示した。さらに、表示制度に対する認識の欠如や確認・管理体制の不備が主な原因と考えられることから、原因究明の徹底、責任の所在の明確化、相互チェック体制の強化・拡充などの再発防止対策を実施し、今後、基準に違反する不適正な表示を行わないよう求めた。

 全役員と全従業員に対しては、米トレーサビリティ制度および食品表示制度についての啓発を行い、その遵守を徹底することを求めた。これらの措置については報告書に取りまとめ、3月23日までに提出するよう指示している。

【編集部】

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