アイケアで新規の機能性表示 【機能性表示食品届出DB更新】「遠くのものにピントを合わせる力を維持」
消費者庁が10日に実施した機能性表示食品の届出情報検索データベース(DB)の更新で、「遠くのものにピントを合わせる力を維持する」旨の機能性表示が公開された。目の健康(アイケア)領域の機能性表示食品では、ピント調節に言及する機能性表示がこれまでに多く届け出られているが、「遠く(遠点)」のピントに踏み込んだものは今回が初とみられる。ロート製薬㈱(大阪市生野区)が届け出た。
同社が新たに届け出たのは、『ロートV5 ビジョンパワー』を届出商品名とするサプリメント形状の加工食品。機能性関与成分は、クロセチンとイチョウ葉由来成分(フラボノイド配糖体、テルペンラクトン)の新規の組み合わせ。システマティックレビュー(SR)に基づき次の機能性表示を届け出た。
「クロセチン、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンは、日常的なパソコンやスマートフォンなどの使用により低下する、遠く(※)のものにピントを合わせる力を維持することが報告されています。※遠くとは、個人がピントを合わせることのできる最も遠い距離(遠点)のこと」
日常的にパソコンやスマートフォンを長時間使用する人を主な摂取対象者とする。
届出資料によると、SRの結果、クロセチン5.0mg、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体2.88mg、イチョウ葉由来テルペンラクトン0.72mgの摂取(4週間)によって、他覚的屈折度(等価球面度数)の有意な改善が認められたという。ただし、パソコンやスマホなどを使った作業(VDT作業)を「実施していない者に対しての有効性評価には限界がある」と説明している。等価球面度数とは、一般的な目の屈折度の指標。調節弛緩状態(無調節)で焦点を合わせることができる距離(遠点)を表す指標の1つであるという。
新規の機能性関与成分も メリンジョ種子エキス
消費者庁は10日のDB更新で、新たに20件(サプリメント形状14件、サプリメント形状以外の加工食品5件、生鮮食品1件)に届出番号を付与して公開した。更新は2日連続。2025年度の届出番号「K」シリーズの公開件数は621件となった。
公開された届出の中には新規の機能性関与成分もあった。メリンジョ種子エキス。有効成分が明確ではない、生薬に近いエキスを届け出る場合に設定する必要がある指標成分は、レスベラトロール類(スチルべノイド)に分類されることがあるグネチンC、グネモノシドA、グネモノシドDの3つ。今回が初の届出公開となる㈱ライフ・アドバンス研究所(愛知県名古屋市)がサプリメント形状の加工食品の枠組みで届け出た。
機能性表示の内容は、「尿酸値が高め (尿酸値5.5~7.0 mg/dL)の方の尿酸値を下げることが報告されています」
メリンジョとは、インドネシアを原産とするグネツム科の裸子植物。レスベラトロール類が多く含まれているとされ、レスベラトロールの二量体とされるグネチンCは、メリンジョ由来レスベラトロールと表現されることもある。
【石川太郎】


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