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東京都区部12月物価、食料高止まり 全体は横ばいも、野菜・米類で価格差拡大

 東京都が公表した小売物価統計調査(東京都区部)によると、2025年12月(中旬速報)の物価は全体として横ばいから弱含みで推移した。一方、食料分野では前年同月比で高い上昇率が続き、品目ごとの価格差が大きい状況が確認された。調査は、食料品や日用雑貨品など生活に密着した45品目を対象に、消費税込み価格で整理している。

物価全体は横ばいから弱含み、食料の上昇が際立つ 

 昨年12月の東京都区部消費者物価総合指数は、2020年を100として111.9となり、前月比では季節調整値で0.2%下落した。一方、前年同月比では2.0%上昇した。生鮮食品を除く総合指数は111.1で、前月比は同じく0.2%下落し、前年同月比では2.3%上昇している。

 10大費目別に前月比を見ると、住居が0.1%上昇したものの、食料は0.3%下落した。家具・家事用品は1.7%、被服及び履物は0.7%、交通・通信は0.4%下落し、光熱・水道、保健医療、諸雑費はいずれも0.2%下落した。教育と教養娯楽は前月と同水準だった。

 一方、前年同月比では食料が4.3%上昇し、他の費目を大きく上回った。被服および履物は3.9%、教養娯楽は2.5%、交通・通信は2.3%、教育は1.8%、住居は1.4%、家具・家事用品は1.1%、保健医療は0.6%上昇した。これに対し、諸雑費は3.7%、光熱・水道は2.4%下落した。

生鮮食品は値動き二極化、野菜で大幅下落も

 食料分野に焦点を当てると、生鮮食品(水産物・青果物)では、生活に密着した15品目のうち、前月比で6品目が値上がりし、9品目が値下がりした。品目ごとの動きには大きなばらつきが見られる。

 前月比で最も上昇率が高かったのは「じゃがいも」で13.8%上昇した。次いで「たまねぎ」が7.5%、「まぐろ」が5.6%上昇した。一方、下落幅が最も大きかったのは「だいこん」で18.5%下落し、「にんじん」が13.3%、「ほうれんそう」が10.5%と続いた。

 前年同月比では、「たまねぎ」が43.9%上昇し、最も高い伸びを示した。「じゃがいも」は36.5%、「まぐろ」は12.8%上昇した。一方、「キャベツ」は55.1%下落し、「レタス」が49.6%、「だいこん」が22.5%下落するなど、野菜類を中心に大幅な下落も確認された。

 個別価格を見ると、「まぐろ(刺身用)」は100g当たり564円で、前月比5.6%、前年同月比12.8%の上昇となった。「じゃがいも」は1kg当たり569円で、前年同月比では36.5%の上昇である。一方、「キャベツ」は1kg当たり183円と、前年同月比で半値以下となった。

加工食品・畜産品では米類が高騰

 加工食品・畜産品についても、生活に密着した15品目を対象に価格動向が示された。
前月比で上昇した品目では、「ハム」が3.3%と最も高く、「豆腐」が2.1%、「豚肉(国産バラ)」が0.7%上昇した。下落した品目では、「チーズ」が4.2%、「しょう油」が3.5%、「牛肉(国産品)」が2.7%下落した。

 前年同月比では、米類の上昇が際立つ。「うるち米(コシヒカリ以外)」は35.3%、「うるち米(コシヒカリ)」は33.5%上昇した。「鶏卵」も13.3%上昇している。一方で、「しょう油」は3.2%、「納豆」は1.9%、「牛肉(国産品)」は0.4%下落した。

 個別価格では、「うるち米(コシヒカリ)」が5kg当たり5,366円、「うるち米(コシヒカリ以外)」が5,235円となり、いずれも前年同月比で大幅な上昇となった。「ハム」は100g当たり248円で前月比3.3%上昇した一方、「チーズ」は252円で前月比4.2%下落している。

食品価格の影響、家計への体感は品目次第

 このように、昨年12月の東京都区部では、物価全体は前月比で小幅に下落したものの、食料分野は前年同月比で引き続き高い上昇率を示している。生鮮食品、加工食品ともに品目ごとの価格変動が大きく、野菜や米類で上昇が目立つ一方、特定の野菜や調味料では下落も見られる。

発表資料はこちら(東京くらしWEBより)

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