創薬支援を基礎から臨床まで一貫提供 トランスジェニック、ヒト細胞と非臨床試験の融合で評価革新
㈱トランスジェニック(東京都千代田区、高島浩二社長)は、創薬支援の全工程を担うCROとして、遺伝子改変技術から非臨床・臨床試験までを一貫して提供。2025年にはヒト細胞評価と非臨床試験の融合による新たな評価体制を構築し、食品・医薬品分野での高付加価値サービスを拡充している。「世界のどこかにいる誰かの明日に希望を」というミッションを掲げ、顔の見えない患者や消費者の未来に貢献することを信念としている同社。製薬企業やアカデミアの挑戦に寄り添い、技術力と専門性で創薬開発の全工程を支援する姿勢は、業界内外から高く評価されている。
遺伝子改変マウス事業で基礎研究を支える
同社の事業の原点は、遺伝子改変マウス関連事業にある。ノックアウトマウス、コンディショナルKOマウス、KIマウス、Tgマウスなどの作製受託をはじめ、ゲノム編集マウスやヒト化マウスの作製にも対応しており、個体レベルでの遺伝子機能解析や病態モデルの構築を可能にしている。
これらの技術は、創薬初期段階における仮説検証やターゲット特定に不可欠で、国内外の研究機関から高い需要を集めている。また、モデルマウスや凍結胚の製品販売、飼育・繁殖、スピードコンジェニックなどの関連サービスも展開しており、基礎研究の効率化と精度向上に貢献している。
食品臨床試験とヒト細胞評価、融合の新プラットフォーム
非臨床試験分野では、GLP(Good Laboratory Practice)を遵守したCROとして、安全性試験、薬効薬理試験、特殊毒性試験、生殖発生毒性試験、環境毒性試験など多岐にわたる試験を提供している。マウスやラットなどの小動物に加え、霊長類などの大動物を用いた試験にも対応しており、医薬品、医療機器、農薬、食品、化学物質など幅広い分野にサービスを展開している。
今年(2025年)、ヒト細胞試験を手がけるエーセル社との業務提携を拡大し、「食品臨床試験×ヒト細胞評価」の連携体制を構築。両社の技術を融合させた新たな評価プラットフォーム臨床試験前の基礎評価ニーズに寄与する取り組みとして注目されている。
臨床試験で実用化を加速、ニーズに応じた総合支援
医薬分野では、ジェネリック医薬品の生物学的同等性(BE)試験を中心に、治験から特定臨床研究におけるCRO業務を支援している。さらに、食品臨床試験にも注力しており、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品の開発申請に向けたヒト試験、ヘルスクレーム検証、販促資料作成など、食品メーカーのニーズに応じたトータル支援を行っている。
同社は、札幌圏を中心とした地域性を活かした被験者リクルートメントにも強みを持ち、恵庭市内の医療機関での実施の場合でも参加者が集まる体制が構築できており高いコンプライアンスを維持している。CTやDEXAを用いた体脂肪低減試験では、単施設で200人規模の試験を実施可能であり、データのばらつきを抑えた高精度な試験運営が可能。
DXとAI解析で食品臨床試験を支援
同社は現在、DX(デジタルトランスフォーメーション)の検討を加速させている。その一環として、EDC(電子データ収集システム)に関する情報収集、ウェアラブルデバイスの活用、取得データの電子化などによりデータの質と透明性を高める取り組みを進める。その主たる目的は信頼性の高い試験運営であり、従来紙ベースで取得していた原資料を電子データとして取得すること、それらをDI観点でCRFに移行させることは、データ改ざんの余地がないと考えている。
さらに、AI・機械学習を活用したデータ解析サービスにも注目しており、今後3年間での成長領域として位置付ける。これにより、複雑な臨床データの解釈やレスポンダー分析、機能性評価の精度向上が期待されている。
同社は、単なる受託試験機関ではなく、創薬または食品の機能性開発のフルパートナーとして、研究者・企業・消費者の未来に貢献する。基礎から臨床までを一貫して支える統合的な体制と、専門性に裏打ちされた提案力により、ライフサイエンス業界のイノベーションを力強く牽引している。
<COMPANY INFORMATION>
所在地:東京都千代田区有楽町一丁目7番1号 有楽町電気ビル 南館4階
URL:https://transgenic.co.jp/
事業内容:遺伝子改変マウス関連事業、非臨床関連事業、臨床関連事業











