本年初更新、新規17件も87件撤回 【機能性表示食品届出DB更新】松樹皮で新表示「健康な血の巡りサポート」
機能性表示食品の届出情報データベース(DB)が5日、更新された。2026年初の更新で消費者庁は、計17件(サプリメント11件、サプリ以外の加工食品6件、生鮮食品0件)の新規届出に届出番号を付与・公開した。これで2025年度の届出番号「K」シリーズは累計410件となり、ようやく400件を突破。一方、この日の更新では、計87件に上る撤回届出が新たに積み上がっており、既存届出の撤回が新規届出の公開を上回る勢いが加速している。これらの撤回届出は昨年12月11日から同23日までのおよそ2週間で行われたもの。
新たに公開された新規届出には、機能性表示などに関して初出のものが複数含まれており、「健康な血の巡りをサポートする」という文言を機能性表示に組み入れた届出があった。機能性関与成分の松樹皮由来プロシアニジンB1・B3に関する機能性表示の一部で、作用メカニズムを説明している。それによる具体的な機能(アウトカム)は「肌の弾力を維持し、肌の健康に役立つ」。㈱東洋新薬(本部:佐賀県鳥栖市)がシステマティックレビューで届け出た。
これまでにも「末梢血流を維持」などといった文言を含む機能性表示が届け出られていたが、「健康な血の巡りをサポートする」というように血流に関わる機能を分かりやすく表現したものはなかった。松樹皮由来プロシアニジンB1・B3について届け出されている機能性表示には、「加齢とともに低下する血管の柔軟性(血管を締め付けた後の血管の拡張度)維持に役立つ機能があることが報告されています」もある。
また、機能性関与成分のグアーガム分解物(食物繊維)として新規の機能性表示が公開された。まず、「加齢により低下する高年齢者の認知機能の一部である視覚記憶力(図形の記憶認知機能)を維持する機能が報告されています」というもの。
届出者は㈱タイヨーラボ(東京都港区)。25年度、同社によるグアーガム分解物(食物繊維)の届出はこれで計11件となった。「腸内環境を良好にする機能」をはじめ、「肌のバリア機能を高めてうるおいを守り、肌弾力を維持することで肌の健康に役立つ機能」や「食後血糖のピーク値を抑える機能」、さらには「睡眠の質サポート」など、機能性表示が多様化してもいる。
このほか、既存機能性関与成分の新規の組み合わせとして、「酢酸菌GK-1+黒大豆ポリフェノール」のほか、「α-リノレン酸+ジヒドロカプシエイト」の届出が公開された。
【石川太郎】

2025年12月のデータベース更新
:【1日】免疫ケア+肌の健康を訴求 キリン、プラズマ乳酸菌+米由来グルコシルセラミド
:【2日】小林製薬、ゲニポシド酸を届出 杜仲葉由来成分、25年度の同社届出は計3件に
:【4日】積み上がる撤回届、11月単月90件 販売予定のない届出を整理
:【5日】12月、5日間で更新4回 新たに11件追加でKシリーズ317件に
:【15日】新規18件に対して撤回57件 販売予定ない届出を整理、背景に自己点検等報告
:【16日】PQQ、認知機能に続く新たな表示 筋力・身体機能サポート、龍泉堂が届出
:【19日】新規届出33件、一挙公開 新たな機能性関与成分にオメガ7脂肪酸
:【23日】カカオポリフェノールなど届出公開 25年度「K」シリーズ累計393件に











