グローバルな観点で積極的に活動する 【年頭所感】(一社)国際栄養食品協会(AIFN)理事長 天ヶ瀬晴信 氏
新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりまして誠にありがとうございました。謹んでお礼申し上げます。
さて、アメリカ合衆国(米国)のダイエタリーサプリメント制度を参考に世界最先端を目指して2015年に措置された機能性表示食品制度は、さまざまな改定を伴って10年が経過し、届出件数も大幅に伸びた一方、健康被害も起こりました。
実は、先行した米国でも、制度施行の数年後に死亡例を含む健康被害が発生し、製造品質管理基準であるcGMPが義務化されました。このため、品質管理を含む製造コストが上がり、業界の淘汰も起こりました。しかし、それらを乗り越えて産業は発展し、1994年の施行後30年余りを経た現在まで右肩上がりに販売が伸びました。
今年は、日本の機能性表示食品制度にもいよいよGMPが義務化されます。今後の世界展開を考えると、国際的にハーモナイズすることが必須ですが、現状の日本独自のGMPや健常者のみが対象のヒト試験など、国内外の識者から異論が出ている点もあります。食品ですので長期摂取で機能を期待するものであり、そのためのエビデンスを整備することが必須です。海外から見ますと、日本は魅力的な市場ではあるが、規制や制度が複雑で透明度がないことなどが指摘されることがあります。
当協会は、加盟各社や各関連団体と緊密に協力して、引き続き関係省庁、アカデミアなどと連携を深め、また、海外関連機関とも協力して、グローバルな観点で積極的な活動を継続します。こうした活動を通じて市場の健全な発展と国民の健康に貢献したいと考えます。引き続きご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願い申し上げますとともに、今年が皆様に取りまして輝かしい年になりますことをお祈りいたします。











